日本PVプランナー協会、全国会員大会開催
池田真樹氏が新理事長に
太陽光発電の販売・施工団体である日本PVプランナー協会(池田真樹理事長)は11月16日、都内で全国会員大会を開催した。今回で6回目となる。基調講演やパネルディスカッションも実施された。
同協会は、太陽光発電市場の健全な発展を目指し、人材育成や情報発信を行う一般社団法人。大会に先立つ10月26日に定時代議員総会と理事会を開き、林電機商会の林浩司氏に代わって、横浜環境デザインの池田真樹氏が新理事長に就任した。
会の冒頭、池田理事長は、「国が再エネの主力電源化を目指す方針を明らかにし、当協会もその一翼を担いたい。協会及び協会員はさらなる研鑽を積みながら、モラルや信念を持って事業に取り組まねばならない」としたうえで、協会が主力電源化に向けて取り組む3つの方針として、『設計力の強化』、『地域との調和』、『O&M』を挙げた。
「発電所の問題の多くは設計に起因する。設計力を強化し、長期的な信頼性向上に努めたい。それに地元自治体や住民と良好な関係を築くことも重要。発電所をつくりっ放しにするのではなく、事業者に寄り添った管理・保守を提供し、発電の義務を果たせる発電所運営を目指したい」(池田理事長)。
大会では、資源総合システムの一木修社長、環境省地球温暖化対策課の奥山祐也課長、デジタルグリッドの阿部力也会長による基調講演が行われた後、パネルディスカッションを実施。都市近郊の営農用太陽光発電をテーマに議論が交わされた。
各種表彰も行われ、協会の活動に最も貢献した会員に贈られる最優秀会員賞は、G&Eかんぱにぃ(長野県)の恩田誠代表が受賞した。