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NTTスマイル、事業戦略発表会開催

累計導入量1.5GWに

遠隔監視サービス大手のNTTスマイルエナジー(大阪市中央区、小鶴慎吾社長)は11月8日、都内で事業戦略発表会を開催した。遠隔監視サービスの累計導入容量のほか、学校や公共施設向けの太陽光発電設備の無償設置モデルの受注状況なども公表した。

同社は遠隔監視サービス『エコめがね』を低圧太陽光発電所や住宅用太陽光発電設備向けに提供。2016年11月に1GWを突破した累計設置容量は、18年9月末時点で1.5GWに到達した。販売パートナー数は約2600社。

事業戦略発表会では、太陽光発電設備の無償設置事業の概況も説明。同事業はNTTスマイル負担で施設の屋根などに太陽光発電設備を設置する事業モデルで、いずれも自治体をターゲットとしたもの。学校向けのFITを活用した屋根借りモデルが10月末までに339校で採択されたほか、太陽光発電搭載カーポートを公共施設の敷地内に設置し、電気使用料を徴収するモデルでは9月末時点で6自治体37件での採用が決まったという。

また、今後の事業展開についても言及。『自家消費向けエコめがね』や、天気予報や過去データなどから発電量や消費量を自動で予測しながら住宅用蓄電設備と連携し、自家消費を促進する『ちくでんエコめがね』といった自家消費時代を見据えた開発を進めていることを明らかにした。

発表会に先立ち、10月25日には、19年11月以降にFITの売電期間を終える住宅用太陽光発電の余剰電力を買取るサービスを新電力大手のエネットと共同で実施する方針を発表済み。具体的な買取り価格や受付開始時期は今後詰めていく予定である。

説明する小鶴社長

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