フジナガ、太陽光パネル使用の鳥害対策電流設備を新発売
鳥害対策のフジナガ(兵庫県尼崎市、藤永雅也社長)はこのほど、太陽光パネルを使用した鳥害対策微弱電流設備の新製品を発売した。ビルなどの屋上に設置し、鳥の飛来を防除するもので、新製品はシートを使うことで意匠性を高めた。
同社はこれまで、3本のステンレス製の丸棒とガイシを活用した『ガイシタイプ』を販売していたが、今回新たに地面に張り付ける『シートタイプ』を開発、今夏に売り出した。
太陽光パネルを使って発電し、微弱電流を流すことで鳥に痛みを与え、飛来を防ぐ仕組みは同じだが、これまでは3本のステンレス線がむき出しになっていた。そこで同社は、シートタイプを開発し、建物の景観を損なわない製品を開発。同社営業部の稲角和弥氏は、「建物の設計士から目立つものはつけたくないといわれ、設備を導入できない場合もあったので、新製品を開発した」と経緯を話す。
設備の導入費は、建物の屋上に計100m設置する場合、施工費も含めると、従来品が40万円、新製品は60万円程度になる。