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新栄電子、大電流対応型I−V測定器開発

検査装置製造の新栄電子計測器(神奈川県藤沢市、成勢幸一郎社長)は、24A対応のI−V測定器を開発した。従来の12A対応器では、好天時の検査で過電流により停止する場合があったためだ。需要を確認したうえで製品化に動く。

耐電流値を高めた背景について同社の成勢幸一郎社長は、「天気の良い時に太陽光発電設備の回路内で電流が大きくなり、12A用の測定器では保護回路が働いて止まってしまうことがある」と述べ、「さらに、最近は回路数を減らして20Aと高電流化した接続箱が出てきた。そうした設備を検査できる測定器の要望が顧客からもあった」とも話す。

また、同社の従来のI−V測定器は、専用の無線式日射計を用いる方式だったが、今回開発した機種には有線の差込口を設け、任意のメーカーの日射計を使える仕様にした。成勢社長は、「海外展開も視野に入れ、無線規格が異なる国や無線機器の持ち込みに規制のある国でも使用できるように配慮した」と語る。

筐体がやや大きいが、取っ手で支えて画面の確度を変えるなどでき、作業性はさほど悪くないという

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