横浜環境デザイン、陸屋根用架台発売
基礎アンカー不要
太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)を手掛ける横浜環境デザイン(横浜市港北区、池田真樹社長)は、8月より陸屋根用アルミ架台の販売を開始した。基礎アンカーが要らず、従来設置できなかった屋根に取りつけられる可能性がある。自家消費需要の拡大を睨み、拡販していく構えだ。
同社が発売した陸屋根用アルミ架台は、屋根や屋上に穴を開けずに設置できるもので、基礎アンカーも使わない。架台の高さは30~47㎜ほどと重心が低く、外周を板金で囲うことで風のダウンフォース(負の揚力)を利用し、飛散しない仕組み。重さは太陽光パネルを含めて約15㎏/㎡と従来工法の3分の1以下になるほか、10kW程度であれば設置工事は約1日で済むという。
第二営業事業部の西田元貴事業部長は、「基礎アンカーがないので、防水層を傷つける恐れもなく、雨漏りの心配も不要。搬入作業もしやすい。従来工法では重量制限で設置できなかった場所にも提案したい」と話す。
2段3列と4段3列タイプを揃えており、太陽光パネルは一般的な60セルタイプに対応。材料のみでも販売しているが、その場合は同社の施工研修を受ける必要がある。