自然電力グループ、千葉エコと業務提携
営農用太陽光向けサービス提供開始
自然電力グループのO&M(管理・保守)専業企業、ユーイ自然電力オペレーション(東京都文京区、以下JSEO)は、営農用太陽光発電事業で、千葉エコ・エネルギー(千葉県千葉市)と業務提携し、8月9日よりサービスの提供を開始した。開発からO&Mまでを網羅した一気通貫のサービスを農家などに提案していく。
自然電力グループのO&M(管理・保守)専業企業、ユーイ自然電力オペレーション(東京都文京区、以下JSEO)は、営農用太陽光発電事業で、千葉エコ・エネルギー(千葉県千葉市)と業務提携し、8月9日よりサービスの提供を開始した。開発からO&Mまでを網羅した一気通貫のサービスを農家などに提案していく。
8月より提供を開始したサービスでは、千葉エコが事業開発や営農計画の策定、各種申請手続きの支援、営農に適した設備の提案、年次報告書の作成支援などを担い、JSEOは発電設備のO&M業務のほか、計画策定やEPC(設計・調達・建設)業務に関する助言なども行う。JSEOコマーシャルマネジメント部上村康裕部長は、「当社グループには開発やEPCなどに知見もあり、それらも活用していく」と話す。両社は今年6月末に業務提携。JSEOの上村部長は、「これまで培ったノウハウを社会的ニーズの高い分野で活かしたいと考えており、営農用太陽光発電はその一つ」としたうえで、営農用太陽光発電の開発を手掛ける千葉エコとの提携については、「地域に根差した形での再生可能エネルギーの普及を目指すという我々のビジョンを共有できたことが大きい」と話す。
JSEOのO&M契約数は5月末現在で231MW。そのうち風力発電所が1ヵ所4MW、それ以外は太陽光発電所である。営農用太陽光発電所についても、昨年5月に新潟県にて竣工した1.4MW発電所でO&M業務を提供している。
上村部長は、「営農用太陽光発電所では、パネル下で農作業を行うので、人が近くにいることが多い。農作業に支障を来さないだけでなく、安全性を担保する観点からも適切なO&Mは重要だ。両社で協力し、健全な形での普及を促進していければ」と語った。