Inside News

カナメ、住宅用太陽光ローンの金利をゼロに

社寺建築のカナメ(栃木県宇都宮市、吉原正博社長)はこのほど、自社の住宅用太陽光発電設備を購入した顧客がローンを利用する際、金利がゼロ円になるサービスの提供を開始した。設備を販売する工務店などの受注獲得につなげる狙いだ。

サービスは、新築住宅に太陽光発電設備を導入する住宅オーナー向けのもの。設備を住宅ロ―ンから切り離し、大手信販会社の低金利10年ローンを活用する。顧客に代わって金利を負担するのは工務店だ。多少利益は減るが、受注が獲得しやすくなる。

太陽光発電設備を住宅ローンに組み込む従来の方法に比べると、条件にもよるが、住宅オーナーは70万円ほどメリットが出るという。

同社マーケティング部の越雲聡明課長は、「オーナーにメリットがあるのはもちろん、工務店にとっても太陽光発電設備の契約が締結しやすくなる」と話す。

同社の太陽光発電設備の施工IDを取得している工務店は約1000社で、新サービスの引き合いは現在100社ほど。これを年内にも250社まで増やすつもりだという。

Inside News を読む

一覧を見る