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JPEA、評価ガイド公表

太陽光発電事業のリスク評価に

太陽光発電協会(JPEA)は6月29日、ホームページ上に『太陽光発電事業の評価ガイド』を公開した。太陽光発電所の事業評価に関するガイドラインであり、発電事業全体のリスクの洗い出しを支援し、長期安定稼働を促す狙いだ。

評価ガイドは、各分野の専門家などで構成される委員会にて策定された。委員会の下部に、太陽光発電設備、土地・権利、土木・構造といった評価項目別に3つのワーキンググループを設け、詳細を検討。JPEAは事務局を務めた。

利用場面については、①事業計画・設計、②竣工、③運用・保守点検、④トラブル、⑤売買を想定。評価項目は異なるが、それぞれの場面での評価に活用できるとした。JPEAのPV施工技術者制度運営センター長兼技術部長である亀田正明氏は、「評価ガイドは、設備や施工に関する項目だけでなく、土地の権利や許認可なども含めた発電事業全体のリスクを評価できるもの。計画段階から建設中、運用時まで、どの段階でも使えるようにした」と説明する。

評価ガイドでは、評価項目を土地・権利関係、土木・構造関係、発電設備関係に分け、それぞれの個別項目ごとに解説や評価ポイント、評価方法・評価例を記述。参考資料として、評価手順や利用方法の用例なども追記している。

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