カナディアン・ソーラー、住宅用太陽光10万件突破
外資系初
カナダの太陽光パネル大手、カナディアン・ソーラーは、日本における住宅用太陽光発電設備の累計設置数が今年3月に10万件を突破したと発表した。10万件超えは外資系メーカーで初めて。
同社は日本法人カナディアン・ソーラー・ジャパン(CSJ)を2009年に設立。同年12月に住宅用太陽光発電設備を初出荷した。12年のFIT開始後は産業用市場に力を注ぎつつ、住宅用の設置数も着実に伸ばしたようだ。15年12月に山本豊氏がCSJ社長に就任してからは住宅用に力点を置き、様々な施策を打ち出した。
16年4月にkW単価を一律に設定したパッケージをいち早く発売したほか、17年1月にはオンラインによるシステム保証書発行申請サービスを開始。10月には施工ID研修を完全電子化した。
山本社長は、「住宅用太陽光は積み上げが必要で、今日明日ではできない。拠点を構え、長く取り組んできた結果だと思う」としたうえで、「前年対比で着実に数字を伸ばせており、市場シェアも拡大しているはず。ブランドの認知度も含めて、もう一段階引き上げたい」と意気込んだ。