日新電機、PCSの遠隔監視サービス開始
復旧手配もオプション対応
PCS(パワーコンディショナ)大手の日新電機(京都市右京区、齋藤成雄社長)は、PCSの運用状況を遠隔から監視できる『リモート監視サービス』を4月より開始した。オプションで異常発生時の交換部品の手配や現地対応も行う。太陽光発電所における保守業務の支援を強める。
同社がこのほど開始したサービスは、PCSや計測・受電設備、サブ変電所の運用状況や異常発生、太陽光発電設備の発電量などのデータを、インターネット回線を通じて取得し、クラウドサーバに蓄積していくというもの。サーバ内のデータは常時閲覧可能だ。
異常発生時には、ユーザーに対してシステムからのメールが自動発信されるほか、メーカーである日新電機も運転状況を把握しているため、遠隔から現地の状況を確認したうえでのサポートを受けられるという。
また、異常発生時に交換部品の手配から現地出向まで、迅速な復旧作業を提供する『見守りサービス』もオプションで用意。早期復旧を可能にすることで、PCS停止による発電損失の軽減が期待できるサービスだ。
なお新サービスを利用できるのは、今後納入していく同社製の大型PCS『スマートパワコン』である。