Inside News

イーフラット、千葉で営農用メガソーラー稼働

[上]千葉県芝山で稼働した営農用太陽光発電所 [下]独自設計の架台を使って建設している

太陽光発電デベロッパのイーフラット(東京都中央区、東平豊三社長)は、2月末に千葉県芝山町でパネル出力1.3MWの営農用太陽光発電所を稼働させた。独自の架台で費用を低減し、年内にはさらに3ヵ所、計4.2MWの営農用太陽光発電所の稼動を計画している。

同社の営農用太陽光発電所は、自社で設計した架台を使用し、ぶどうを栽培するのが主だ。東平豊三社長は、「野立てに比べると営農用は架台や施工費が嵩み、kW2万円程高くなるが、架台を有効活用することで、ぶどう棚を安く抑えることができる」と話す。

同社によると、農業用にぶどう棚をつくる場合、1反(約1000㎡)あたり200~300万円かかるが、独自に開発した太陽光架台であれば同60~70万円に抑えられ、全体の費用低減につながるようだ。ぶどう栽培については、「初収穫まで5年かかるが、それ以降は年8000万円から1億円の売上が見込める」と東平社長は話す。開発から施工はイーフラットが手掛け、維持管理と営農は自社グループで行う。

同社はこれまで茨城県で出力800kW、千葉県で同1.3MWの営農用太陽光発電所を稼働させた。さらに現在、四国で1.8MWを2件、九州で680kWを1件建設中で、すべて年内に稼働する予定だ。

東平豊三社長

Inside News を読む

一覧を見る