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オクトパスエナジー 太陽光設置者向け電力プラン提供開始

東京ガスと英オクトパスエナジーの合弁会社で電力小売りを手掛けるTGオクトパスエナジー(東京都中央区、中村肇社長)は2023年5月、時間帯によって単価が変わる新しい電力料金プランの申込受付を開始した。太陽光発電設備を設置している家庭を取り込む狙いだ。

同社は、昼間、朝夕、夜間と、1日に3つの電力料金単価を設定した。太陽光発電設備で電力を賄える昼間を最も高く、それ以外の時間帯を安くした。地域によって異なる価格を設定し、たとえば東京電力管内であれば8時~16時を1kWhあたり35.7円、6時~8時と16時~22時を同26.5円、22時~翌6時を同21円とした。まずは北海道、東北、東京、中部、北陸、九州電力管内で提供し、価格設定ができ次第、順次提供地域を拡げる。

同社の中村肇社長は、「太陽光発電設備を設置している家庭にメリットが出やすい料金設定とした。太陽光発電設備の設置サービスと今回のプランを組み合わせて提供していくことを検討している」と話す。

同社は22年1月に一般家庭を中心とする低圧受電施設向けの電力小売りを開始した。現在、非化石証書を活用する実質再生可能エネルギー100%の電力料金プランで、沖縄を除く全国約20万件の家庭や施設と契約している。

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