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REC、日本向け90MW弱出荷

18年100MWへ

ノルウェーの太陽光パネルメーカーであるRECソーラーは、2017年の日本向け出荷量が前年比約1割増の90MW弱となった。18年は100MWを目指し、パートナー企業との関係性をさらに深めていく方針だ。

同社は数少ない欧州系のパネルメーカーとして、日本市場では自社ブランド販売を主軸に展開。17年1月にはパーク技術搭載のハーフカットセルを用いた60セル相当の多結晶型パネルの新製品を発売したほか、夏頃には住宅向けに50セルの単結晶型パネルを投入した。17年の日本向けパネル出荷量は、前年の80MW弱から約1割増の90MW弱に拡大したという。

日本法人であるRECソーラージャパン(東京都新宿区)の奥山潮社長は、「昨年は仕込んでいた案件が動き始め、2MW未満の発電所を中心に順調に伸ばすことができた」と振り返る。

RECソーラーは、ハーフカットセルを採用した多結晶型パネルをいち早く量産化した太陽光パネルメーカーであり、「15年からこれまでに世界で(ハーフカットセル搭載パネルを)1GW以上出荷してきたが、従来同様に製品の返品率は100ppm以下のまま。品質を維持しつつ、最新技術を投入できている点も強みだ」(奥山社長)。

18年のパネル出荷量については、100MWが目標だ。奥山社長は、「今後はFIT向けだけでなく、自家消費用途の需要も高まるはず。パートナー企業との関係性をより深めていきたい」と意気込む。

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