橋本商会、獣害対策フェンス発売
ゴルフカート用品販売などを手掛ける橋本商会(京都市伏見区、橋本吉弘社長)は、2月より自社ブランドの獣害防護柵の販売を開始した。主にゴルフ場向けとして開発されたが、太陽光発電所でもフェンスかつ獣害対策に活用できる商品だ。
同社が発売した獣害防護柵は、野生のイノシシや鹿などの侵入を防ぐもので、ゴルフ場で獣害に困っている声を受けて開発された商品である。ゴルフ場のほか、農地や太陽光発電所でも利用でき、3月には三重県の太陽光発電所に設置された。
一般的なフェンスは、縦線と横線の結合部を溶接していることが多いのだが、「それでは動物の侵入防止が目的ではないため、(動物の)衝突にも弱い」(ゴルフ事業部の懸樋輝彦マネージャー)。そこで同社は、獣害対策に適したフェンスとして、結合部に衝撃に強いヒンジロック式を採用したほか、網目を10㎝四方と細かく設定。さらに30㎝を目安とした地面からの折り返し部分を設けることで、潜り込みによる侵入を防ぐ仕組みも講じた。フェンスや支柱には亜鉛メッキを施しており、耐久性にも優れる。
フェンス1巻の寸法は140㎝×20m。支柱は地面に直接打ち込む杭式。材料販売だけではなく、施工込みでの提供や門扉の作製も可能だ。