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CSJ、水上設置型開発を総合支援

4月に受注開始へ

太陽光パネル大手、加カナディアン・ソーラーの日本法人が水上設置型太陽光発電所の開発を総合的に支援する。部材の供給に加え、設計・施工のノウハウも提供。4月にも受注を開始し、5月以降に出荷する予定だ。

日本法人のカナディアン・ソーラー・ジャパン(東京都新宿区、山本豊社長)が始める水上設置型太陽光発電所の開発支援は、太陽光パネルやPCS、水上用フロート架台、アンカーなどの係留器具を供給するとともに、設計や発電シミュレーションを支援。さらに水上設置に関する施工研修まで行う包括的なサービスである。

山本豊社長は、「全国にはため池が多くあり、太陽光発電設備を設置できるところはあるが、開発がそれほど進んでいない。商品の供給だけでなく、ソリューションとして提供することにした」と商品化の経緯を語る。

太陽光パネルは、背面にガラスを用いることで耐久性を高めた両面ガラスタイプと両面発電タイプを用意。いずれも30年の出力保証を付与するほか、多結晶型と単結晶型を選べるようにした。

水上用フロート架台は、国内1社、海外1社から選定できるようにする予定で、フロートメーカーと協力しながら設計や施工を支援する。PCSは、3月中旬より受注を開始した自社ブランド品の三相33.3kW機を中心に提案していく。

山本社長は、「標準的な高圧案件であれば、売電単価18円でもIRR7%は堅い。関心はあったが、なかなか取組めなかった方々の背中を押せれば何よりだ」と語った。

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