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トランサンソーラー、営農用単結晶パネル7月発売へ

太陽電池製造の中トランサンソーラーは今年7月、営農用太陽光発電向けに新型パネルを発売する。単結晶シリコン型セルを採用し、出力を向上させた。2018年内に10MWの出荷を目指している。

7月に発売予定の太陽光パネルは、30セル搭載の出力140W型と36セル170W型の2種。それぞれパネル変換効率が16.58%と16.88%だ。

昨年10月、同社は営農用太陽光発電向けに、30セル135Wの多結晶シリコン型パネルの販売を開始した。ソーラーシェアリング協会を通じて製品を販売していくなかで、「より高い出力のパネルを望む声が多数寄せられ、単結晶型営農用パネルの市場投入を決めた」(同社日本法人の小穴泰平社長)。

同社は、一定数以上の注文であれば、ケーブルの長さの変更依頼に無償で応じる。というのも、営農用の場合、架台下の植物への日射を遮り過ぎないよう、パネル同士の間隔を広くあける必要があり、パネルを結ぶケーブルの長さが足りなくなることもある。ケーブルの長さが変更可能であれば、設計の自由度が増すといえよう。

そのほか、同社は金具を取り付けるためにフレームに空ける穴の位置や、フレーム自体の厚みの変更も無償で行う。

一方、有償でバックシートを透明なものに変えたり、ジャンクションボックスを2つに増やしたりするオプション対応も実施する。

なお、新製品の外形寸法は、横51.5㎝×厚さ3.5㎝で、縦の長さは、30セルが164㎝、36セルが195.6㎝。重量はそれぞれ、9.5㎏と11.5㎏である。

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