TMEIC、台湾のPCS認証取得
大型PCS大手の東芝三菱電機産業システム(=TMEIC、東京都中央区、山脇雅彦社長)は2020年10月5日、台湾の製品認証であるVPC認証を日本メーカーで初めて取得したと発表した。台湾市場でのさらなる拡販を狙う。
VPC認証は、台湾経済部標準検験局が製品の性能や品質、安全性を確保するために導入した製品認証制度。19年11月以降、台湾で新たに建設される太陽光発電所には、PCSに同認証の取得が求められている。
TMEICは19年10月に台湾・嘉義県の出力70MWの太陽光発電所に、PCSと昇圧用変圧器、高圧遮断器を一括し、コンテナに収納した設備(PCS容量52.8MW)を供給するなど、台湾市場にも展開している。認証の義務化にあたって、まずは現在の台湾市場向け主力機種である入力電圧1000Vの定格容量1100kVA機で同認証を申請、7月16日に取得した。
同社は台湾市場に1500V対応PCSの投入も予定しており、他機種でもVPC認証を取得していく方針だ。