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中タオケイ、17年監視装置受注120MW

同社の監視画面

太陽光発電向け監視装置製造の中タオケイは、2017年における製品の受注台数が2000台、計120MWにのぼった。前年に比べ100MW以上受注量を伸ばした。17年初頭に日本法人を設立し、販売網の構築に努めた点が奏功したようだ。

17年の受注分のうち低圧太陽光発電所向けが8割を占めた。営業部の烏鵬飛部長は「市場は縮小しているかもしれないが、低圧発電所の建設は減るどころか、増えている印象だ」と話す。

16年の受注量は150台、計10MW程度だった。それまでは総代理店が日本での営業活動を担っていたが、昨年1月に日本法人を立ち上げた。「そこからマーケティング戦略を見直し、代理店を募って販売網を構築した結果、受注増に繋がった」(烏部長)。

自社製品の特徴について、烏部長は「複数の発電所の一括管理がしやすい」と強調する。管理する太陽光発電所の所在地を地図上に一覧表示する画面では、表示する色を変えることによって、どの太陽光発電所で異常が発生しているか、一目で判断できるようにしている。

同社は今年、4000台、200MWの出荷を目指している。

(左)営業部の烏鵬飛部長(右)同社の監視装置

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