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三鷹市、太陽光の注意喚起シールを配布

抵抗なく貼ってもらえるよう、派手過ぎない色を用いたという

東京都三鷹市は2017年12月11日、太陽光発電設備を設置した施設を示すためのシールを配布すると発表した。太陽光発電設備を持つ世帯・事業主に無料配布する。災害時の感電事故への注意喚起を目的とし、都内では初の取り組みだとしている。

市はシールを1400枚作製。発電設備のある建物の入口などに張りつけるような使用法を想定している。

これまでに市の太陽光発電助成金を受けた市民約1000人には郵送にて配布し、残る約400枚は窓口で無料配布している。配布対象は太陽光発電設備を持つ市民に限定する。

今回の取り組みは、16年に三鷹市の市長が地元消防団より、太陽光パネルによる感電事例を耳にしたことがきっかけ。これを受けて、市は17年度に感電防止の啓発を目的とした予算を確保し、今回のシール作成に至った。東京消防庁管内では初の事例だという。

ただ、同市生活環境部環境政策課の仲雅広課長補佐は、「太陽光発電設備を単なる危険物のように扱うのではなく、普及啓発と併せて取り組む。防災課ではなく環境政策課が担当するのも、そのためだ」と話す。

なお、今年1月11日時点で7名が窓口配布のシールを受け取りに来たという。

生活環境部環境政策課の仲雅広課長補佐(右)と、シールをデザインした同課の川上宏子主任(左)

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