DMEGC、日本向けパネル出荷33%増80MW
中国の太陽光パネルメーカー、DMEGC(横店東磁)は、2017年における日本向けパネルの出荷量が前期比33%増の80MWだった。低圧太陽光発電所向けの出荷が半分を占めた。今年は100MWの販売を目指す。
国内の太陽光発電市場は縮小しつつあるものの、同社は15年50MW、16年60MWと堅調に出荷実績を伸ばしてきた。日本法人DMEGCジャパンの楼社長は、「大型案件は縮小しつつあるが、低圧市場は堅調に推移している。当社製パネルの品質の高さが認知されつつあり、出荷量の増加につながっている」と話す。
楼社長によれば、16年に出荷した60万枚超のパネルのうち、何らかの不具合が発生したのは10枚程度だという。
同社は今年100MWの出荷を目指し、住宅向けにパネルの供給を開始する。楼社長は「政府が20年に、新築住宅の半数をZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)にする目標を掲げているので、住宅市場は間違いなく伸びる」とし、「住宅向けだけで40MWの出荷を目指したい」と抱負を述べた。