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大東建託、ZEH集合住宅を竣工

今回竣工した住宅は木造2×4工法の2階建てで、各階3世帯ずつが入居可能

住建大手の大東建託(熊切直美社長)は11月30日、静岡県伊豆市でZEH要件を満たす集合住宅を完成させた。BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)の定める戸建てZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の要件に準拠し、断熱設計と太陽光発電設備を設置。住宅部門のCO2排出削減が課題となるなか、省エネ住宅の普及に貢献する。

同社はこのたび、2階建て木造集合住宅を建設。屋根上には出力21.8kWの太陽光パネルを搭載しており、パネルとPCS(パワーコンディショナ)はいずれも京セラ製だ。

太陽光発電設備の管理は同社グループの大東建託パートナーズが請負い、発電した電力は東京電力に余剰売電。売上から管理費を差し引いた残金を家主に還元する。

電気事業者との契約も同社が一括で行い、各戸ごとの契約としない。これでPCSなどの付帯設備を最小限にした。

大東建託はZEH要件を満たす集合住宅の完成を日本初とし、同様の案件を進行中だ。

住宅の高層化について同社設計部は、「当社の主力商品はあくまでも低層の住宅で、当面は今回同様の低層集合住宅を展開する」と話す。

なお、同社は12年より自社施工の住宅を対象とした屋根貸し太陽光発電事業も手掛け、設置実績は累計140MW規模にのぼる。

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