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サンエコ、三菱製寒冷地対応V2H設置

太陽光発電の販売・施工を手掛けるサンエコ(北海道札幌市、田口登社長)は12月5日、札幌市内の住宅にV2H(車から住宅への電力供給)機器を設置した。機器は三菱電機が今夏発売したマイナス20度の環境下でも使用できる寒冷地対応製品。導入後にはデータを収集し、販売促進につなげる狙いだ。

今回V2H機器を据えつけたのは、同社の田口登社長の住宅。すでに太陽光発電設備やHEMS(家庭内エネルギー管理システム)、省エネ空調などが設置済み。V2Hを通じてEV(電気自動車)に電力をためながら、より効率的な電力利用を模索していくという。

田口社長は、V2H機器を導入した住宅を、建築業者やリフォーム業者、また太陽光発電設備を持つ一般の消費者などに公開する予定。実際に充電している様子やエネルギー消費データなども公開する。

田口社長は、「売電収入や電気代削減など、今でも年間で40万円ほど経済効果が出ている。V2Hの導入によってどう変わるのか。生のデータを見せることが何よりも顧客に響く」と語る。

サンエコの田口社長の自宅に設置された三菱電機製V2H。マイナス20度の低温環境でも設置できる

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