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電巧社、綿半ソリューションズがフレキパネル発売

金具併用型も製品化

電巧社がサンポートパワー製フレキシブルパネルの国内独占販売権を取得したが、実は国内の屋根材メーカー2社のみ、屋根材との一体提供であれば、サンポートパワー製パネルの国内販売が認められている。その1社の綿半ソリューションズは、自社製の金具とサンポートパワー製パネルを組み合わせた新製品を開発、23年7月から販売を開始した。

同社は02年から太陽光パネルの設置工事を手掛け、22年までに約230件61MW導入してきた。従来は自社の屋根材と汎用パネルを設置工事も含めて販売してきたが、このほど軽量なガルバリウム材の取付金具を新たに開発し、出力90Wのサンポートパワー製フレキシブルパネルと組み合わせて製品化した。接着剤と金具を併用することで耐風圧性能を高めたという。

金具と合わせた重さを㎡あたり3.5kgに抑え、軽量かつ柔軟なパネルの特徴を活かした。スレート屋根や波板屋根など、耐荷重の問題で汎用パネルの設置が難しい工場などへの設置を訴求していく。

同社はPPA(電力売買契約)業者や電力消費者へ提案し、屋根の改修も含めた施工まで請け負う。設備の設置費はkWあたり30万~40万円を想定しているようだ。

同社ソリューションズカンパニー第1開発ユニットの池田一幸ユニットマネージャーは、「自家消費の需要が高まるなか、耐荷重不足で太陽光パネルの設置が難しい建物がある。屋根材メーカーの技術やノウハウを活かし、新製品を開発した」としたうえで、「屋根の種類に応じ、従来の汎用パネルも販売する。屋根の改修も合わせ、建物の脱炭素化に貢献していきたい」と述べた。

綿半ソリューションズは独自開発した取付金具と接着剤を併用し、フレキシブルパネルを設置する

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