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セコム、エリーパワー製蓄電池の販売開始

警備保障のセコム(東京都渋谷区、中山泰男社長)はこのほど、蓄電池の取り扱いを開始した。セキュリティ契約を結ぶ企業や一般家庭向けにレンタル提供や販売を行う。災害時の非常用電源として提案する。

セコムは、「セキュリティ」「超高齢社会」、「災害・BCP・環境」の3つの事業分野でサービスを提供しているが、蓄電池は「災害・BCP・環境に不可欠な製品と考え、採用に至った」(広報部)という。

扱う製品は、エリーパワー製の蓄電容量2.5kWhの可搬型蓄電システム「パワーイレ・スリー」と、同155Whのポータブル蓄電システム「エリーワン」の2機種。子会社のセコムトラストシステムズが昨秋よりエリーパワー製の蓄電池販売を開始し、「高い安全性が評価され、販売も好調であった」ことから、セコムの標準品として採用するに至った。

対象顧客は、セコムとセキュリティ契約を結ぶ法人約101万団体と一般家庭約117万世帯に加えて、6100社550万人が利用している安否確認サービスなどBCP関連のサービス利用者まで。他にも「一瞬の停電も避けたい医療機関や高齢者向け施設など、セコムのセキュリティ利用先にとどまらず、グループ各社のサービス利用先へ提供していく」という。

提供方法のひとつとして、セコムはレンタル方式を検討している。提供価格は未定。レンタルの場合、保守点検などの維持管理や廃棄時の対応までセコムが担当する。

レンタル以外に販売も行う。価格は「パワーイレ・スリー」が約90万円、「エリーワン」が約12万円。

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