ドライ・イーら低圧向けメンテ開始
5000件の受注目指す
EPCのドライ・イー(東京都港区、鵜澤利雄社長)は3月から、東芝ITサービス、NTTスマイルエナジーと提携して低圧太陽光発電所向けのメンテナンス事業を開始する。
NTTスマイルの遠隔監視『エコめがね』を使用し、東芝ITが発電状況をモニタリングして一次対応する。ドライ・イーは、発電事業者とO&M契約を結び、メンテナンス後の改修工事などを請負う。
プロジェクト本部の川口智生取締役本部長は、「東芝ITの105拠点から、半径50㎞圏内でサービス可能なので、山間部を除いて全国で対応できる」と語る。
緊急時の駆けつけサービスは年1回まで無料。メンテナンス費用は、地上設置型の低圧発電所には年間15万円で提供する方針だ。24時間の遠隔監視、定期点検、売電収入の一部補償をメンテナンスの基本メニューに組み込んだ。
川口取締役は、「条件にもよるが、事故発生から24時間以降は1日1万円程度を上限に売電損失を補償する」と話す。今年1月から受注を開始、メンテナンスサービスは3月1日からスタートする。今後5年間で5000件の受注獲得を目指す。