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イワテック、O&M事業者向け補償開始

日本リビング保証と提携

太陽光発電システムの販売・施工を手掛けるイワテック(長崎市、岩元孝一郎社長)は、日本リビング保証(東京都渋谷区、安達慶高社長)と共同で太陽光発電所のO&M(保守・運用)事業者向け補償サービスの提供を開始した。突発的な発電所の不具合に対して、機器故障の費用負担を速やかに補償する。責任の所在をめぐる事業者側のリスクを軽減することで、O&M市場の拡大を促す。

O&M事業者は、太陽光発電システムに不具合が起きた場合、責任境界の判定や発電事業者に説明するための業務負担が大きく、参入の妨げとなっていた。同サービスを利用することで、発電事業者と交渉しなくても速やかな修理対応が可能になり、売電機会の損失も抑えられるという。

イワテックの広報担当者は、「不具合が起きた時にメーカーや施工業者とのやり取りが長引き、安心してメンテナンス事業が運営できないという声に対応した。当社にはO&Mに必要な機器やノウハウがあるので、研修を開いて事業運営の支援もしていく」とアピールする。

同サービスは他に、年次点検や年次レポート作成の代行といった技術サポートや、発電量シミュレーション補償、出力抑制補償が付帯されている。年間サービス利用料は、40kW以上50kW未満の発電所で税別12万円。低圧発電所のO&M事業者を中心に全国で加盟店を募っていく方針だ。

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