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中ジンエナジー、日本でパネル販売本格化

総代理店にユー・シー・エル

工場には最先端の大規模自動生産設備を有す

中国国営の太陽電池メーカー、ジンエナジーが、日本で太陽光パネルの販売を本格化した。昨年エネルギー商社のユー・シー・エル(陳海波社長)と総代理店契約を締結。今年は75MWの出荷を目指している模様だ。

ジンエナジーは2016年、太陽光パネルを前年比約2倍となる約800MW出荷した。中国国内を主に、海外ではパキスタンやインドなどで展開してきたが、昨年10月より日本市場で販売を始めた。

ジンエナジーのパネルを日本で販売するのは、総代理店のユー・シー・エル。同社は17年のジンエナジー製パネルの販売目標を75MWとしており、同社海外事業部新エネルギー課の小室玲央担当は、「価格競争が激化するなか、敢えて品質に力を入れた商品を提供したいという思いから、ジンエナジーの製品を扱った」と経緯を語る。

主力製品は、出力270Wと320Wの多結晶タイプと、PERC技術を採用した290Wと345Wの単結晶タイプ。ジンエナジーは太陽電池セルから自社工場で製造するため、一定の品質を保持できるという。

標準品の出力保証は25年だが、35年の出力保証を付与する両面ガラスパネルも商品化しており、多結晶と単結晶の両方を揃える。

ジンエナジーは、石炭生産や火力発電・再エネ発電事業を展開する中国国営企業、晋能グループの傘下で、13年12月に設立。セルとパネルの製販を手掛け、中国山西省の自社工場の年産能力は、セルとパネルそれぞれ1.2GWに達している。

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