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PV EXPO 2017、3月1日開幕

東京ビッグサイトで3日まで

3月1日から3日間、東京ビッグサイトで第10回国際太陽電池展(PV EXPO)が開幕する。約400社が出展予定で、太陽光発電の展示会として日本最大規模となる模様だ。展示会を主催するリードエグジビションジャパンの飯田真人氏に見どころを聞いた。

──展示会の見どころは?

太陽電池モジュールだけではなく、製造装置、施工技術や、その後の運用・メンテナンスに関する最新トレンドをすべて把握できる点が大きな魅力です。昨年からメンテナンスに特化したゾーンを用意し、発電量の監視やパネルの洗浄機といったアイテムまで揃い、展示内容が非常にバリエーションに富んでいます。太陽光発電の展示会は他の国にもありますが、あらゆる製品を俯瞰して見られる展示会は少ないはずです。

また、世界各国のメーカーが出展することも大きな特徴です。今年も世界16ヵ国から約400社(太陽光発電システム施工展を含む)が出展を予定していて、そのうち半分程度は海外の企業です。太陽光発電に関する展示会として日本最大規模でありつつ、非常に国際的な見本市となっています。

スマートエネルギーWeek(同時開催展と合わせた総称)全体で見ると、今まで我々は再生可能エネルギーに特化した展示会というコンセプトを掲げていましたが、今年から火力発電の展示会を立ち上げました。エネルギーのベストミックスという観点から、一つの安定したエネルギー源の技術として注目しています。

 

──昨今の変化は?

PV EXPOでは、今年から建材一体型ゾーンが誕生します。これまでシステムインテグレータや事業者の方の来場が多かったのですが、近年は少しずつ工務店やハウスメーカーの方の来場が増えています。何を見たいか問うと、住宅向けの製品や、建材一体型のような新しいフェーズの太陽電池だといいます。発電効率よりも、どのように建材と共存できる太陽光パネルがあるのかということに非常に注目しているようです。

 

──セミナーの予定も多彩だ

初日の10時30分からの特別基調講演では『我が国におけるスマートエネルギー戦略と今後の展望』というテーマで資源エネルギー庁の省エネルギー・新エネルギー部長、藤木俊光さんと、公益財団法人笹川平和財団の会長、田中伸男さんにお話しいただきます。

PV EXPOではもう少し踏み込んで、『激変する太陽光発電をとりまく環境と、今後の市場展望』というテーマを掲げ、同日14時から3人の方にご講演いただきます。資源エネルギー庁の省エネルギー・新エネルギー部の新エネルギー課長、山崎琢矢さん。フラウンホーファー協会太陽エネルギーシステム研究所の元所長、アイク・R・ウェーバーさん。グローバルソーラーカウンシルの事務総長、ジョン・スミノフさんです。

 

──来場者にメッセージを

ぜひ課題を持ってお越しください。最適な解答が必ず見つかります。それだけの規模と社数と魅力が詰まった展示会になっています。スマートエネルギーWeek全体で1570社、約7万人が来場予定です。我々が開催する展示会の中でも三指に入るほど大きいのです。1日だけでは足りません。2日、3日かけてご来場ください。

飯田真人氏

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