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JPEA、保守点検の新資格創設

来年2月末に第1回試験

太陽光発電協会(平野敦彦代表理事、JPEA)はこのほど、太陽光発電設備の保守点検に関する新たな資格制度を創設した。太陽光発電の保守点検・維持管理の義務化を受けたもので、2018年2月25日に全国4会場にて第1回試験を実施する。

JPEAが新たに創設した『PVマスター保守点検技術者』制度は、JPEAと日本電機工業会が昨年末に制定した技術資料である『太陽光発電システム保守点検ガイドライン』の内容に基づく資格。太陽光発電の保守点検に必要な知識や技術習得に関する試験を行い、合格者に資格を発行する。JPEA独自の資格制度である。

受験資格は、電気主任技術者あるいは電気工事士、またはJPEAの認定する『PV施工技術者』及び『PVマスター施工技術者』のいずれかの資格を有していること。試験問題は太陽光発電の基礎知識のほか、設計・施工や保守点検、関係法令と手続きに関するもので、JPEAが編集した関連書籍の内容から出題される。

PV施工技術者制度運営センター長の山伏正孝氏は、「FIT法の改正に合わせて、民間主体のガイドラインを制定したが、具体的にどうすればいいのか、読み解きにくいとの声もあった。そこで保守点検の認知を拡げ、健全な普及を進めるために新制度を考案した」と語る。

第1回目の試験は来年2月25日に東京、名古屋、大阪、福岡の4会場で実施。11月初旬よりJPEAのホームページで受付を開始する予定だ。11月末から12月初旬にかけて、全国4都市で事前セミナーも開催する。

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