Inside News

西・エヌクレイブ、山形のメガソーラーへ架台供給

傾斜地用25MW 設置工事も受注

スペインの架台メーカーであるエヌクレイブ(=NCLAVE)は、山形県で建設される出力25MWの太陽光発電所へ架台を供給する。国内に専用の杭打機を保有しており、架台の設置工事も行う。海外の実績が評価され、採用に至った模様だ。

同社が提供するのは、南北傾斜35度、東西傾斜25度まで対応できる傾斜地用の架台。杭基礎を直接地中に打ち込むラミング工法で設置する。基礎の設置から架台の組み立て、太陽光パネルの設置まで手掛ける予定で、今年8月以降施工を始める。

同社は、スペインの追尾式架台製造クラビホと、固定式架台メーカーのMFVソーラーの合弁会社で今年設立された。両社あわせると、40ヵ国以上で2GW以上の架台を供給した実績を持つ。

今年5月には日本法人を設立した。エヌクレイブジャパンの太陽光発電架台・構造システム設置ビジネスディベロップメントマネージャーの松尾浩延氏は「専用の杭打ち機を国内で保有しており、材・工込みで提供できるのが我々の強み。今年は70MWの受注を目指す」と語る。

同社が所有する杭打機

Inside News を読む

一覧を見る