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オルテナジー、北面設置用システム発売

実証試験の結果売電量が15%増加した

太陽光発電の販売・施工を行うオルテナジー(東京都立川市、髙橋眞剛社長)はこのほど、架台と太陽光パネルをセットにした北面設置用のパッケージシステムを発売した。土地面積を有効活用し、設備利用率を上げる狙いだ。

同社によると、北向きに設置した48kWの太陽光発電所で検証した結果、南向きでの発電を100%とすると、設置角度10度で北に向けた場合、最大で86%の発電量になったという。

同社の開発グループ設計開発チームの杉村健吾チームリーダーは、「南向き設置の場合、発電効率を考えて離隔を取っているため、敷地に無駄が多い。通常の南向きの発電所に北面設置型を追加することで土地を有効的に活用することができる。検証の結果、売電収入は15%向上した」と話す。

製品名は『キタラック』、太陽光パネル4枚ユニットの架台セット1.08kWで値段は13万8000円。工事代金は別途になる。

スライド機構でアジャスターが付いているため、基本的にパネルサイズはフリーで設置することができる。初年度で10MW程度の販売を目指す。

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