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菊川工業、太陽電池外装と省エネ設備など新製品続々

太陽電池一体型外装システム

建築物の金属製内外装工事を行う菊川工業(東京都墨田区、宇津野嘉彦社長)は、太陽電池一体型外装システムと、新たに開発した省エネ設備などを組み合わせた新商品を7月から販売する。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の普及を見据え、中規模のオフィスビルや工場などに提案を進める。

同社は、太陽電池一体型外装システムと輻射冷暖房システム、遮熱ルーバーを合わせた商品を販売する。

輻射冷暖房システムは物体を介さずに熱を伝える輻射を利用したもので、人体の熱を移動させることで冷暖感を生じさせる。夏場は天井から、冬場は床からの弱風で微対流を生み、室内の温度を調整する。

太陽電池一体型外装システムは、同社が開発した独自の設置工法で、壁面に太陽光発電を取り付ける。建物のデザインに合わせて設置できるのが特徴だ。

遮熱ルーバーは、窓の開口部に羽板と呼ばれる細長い板をつけ遮熱する。窓全体に取り付け、自動的に熱を遮断する可動式ルーバーをラインナップに揃える。3つの商品は自由に組み合わせができる。商品名は『エコシア』。同社のWeb営業チームの奥野木宏一次長は、「省エネ商材を複合化したブランド。建物の環境性能を上げる製品として訴求していきたい」と話す。

 

PV搭載自立型充電スタンド受注開始

同社は、太陽光パネルと蓄電池を搭載した自立型の照明スタンドの受注も開始した。東京都が促進する「自立型ソーラースタンド普及事業」に対応する商品として、公共施設や防災拠点での導入を視野に入れ開発した。

両面受光型の太陽電池セルを使用し、発電量を向上させた。3台の携帯電話を同時に充電できる。オプションで、QRコードを利用した多言語情報システムを搭載することができる。商品名は、「ライトステーション」で、販売はユアサ商事が担当する。本体価格は230万円。

奥野木次長

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