エナジービジョンが故障診断を開始
太陽光発電のO&Mを手掛けるエナジービジョン(東京都千代田区、奥山恭之社長)が6月5日、発電量データをもとに不具合の有無を判断するサービスを始めた。監視装置を導入しながら充分に活用できていないユーザーの要望に応える。
ユーザーは2年分の発電量データや、設置前のシミュレーションデータを提供する。それをもとにエナジービジョンが独自の分析を行い、トラブル発生の有無を根拠とともに説明する。単に報告書を郵便やメールで送るのではなく、インターネットを通じ、作成した報告書を画面上で共有しながら、ユーザーに分析結果を解説する。
奥山社長は、「監視装置を導入している発電所は決して少なくない。ただ、発電量データの解析には専門知識が必要なため、監視装置を充分に活用できているユーザーは多くない。しかしそれではせっかく導入した意味がない。そこで、当社が蓄積したノウハウを活かし、解析を代行しようと考えた」とサービス開始の経緯を語る。
価格は、2MW以下の発電所で税別5万円。低圧用発電所の場合は同2万円である。
なおエナジービジョンは、ユーザーが解析結果の内容に満足しなかった場合、理由を問わず全額返金に応じるという。