明治機械、低圧太陽光販売開始
年間売上24億円目指す
明治機械(東京都千代田区、中尾俊哉社長)は、6月より個人投資家向けに低圧太陽光発電所の販売を始めた。4年前から開始した既存の太陽光発電事業の底上げを狙う。
低圧の太陽光発電所を金融商品として表面利回り10%以上で販売する。2018年3月期の太陽光発電事業全体で売上40億円、売上総利益は10~15%を見込む。24円案件も順次開発を進めている。出力抑制地域には売電収入の損失を保障する共済プランをオプションで用意する。O&Mの義務化を受け、メンテナンス体制を構築した。年間21万6000円で販売した物件へO&Mサービスの提案を進める。
太陽光発電事業部の梶原浩規部長は「24円案件でも工事費を圧縮することで、利回り10%確保している。部材調達等も自社で進め、大型案件の販売にも取り組む」と話す。今後は中古案件も商品として検討する方針で、年間24億円の売り上げを目指す。