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りょうしん電気が倒産

太陽光発電所の建設を手掛けるりょうしん電気(大阪市中央区、飯塚強社長)が5月25日、大阪地方裁判所に自己破産を申請した。帝国データバンクによれば、負債総額は約4億5700万円である。

2006年7月に創業し、09年9月に法人化したりょうしん電気は、FIT制度により急成長を遂げた1社である。FIT制度以前に数億円程度だった売上高は、15年9月期には44.6億円にまで伸長。だが関係者は、「2~3年前から自社施工部隊を持たず、下請けに投げるだけの状態になり、競争力を失いつつあった」という。

そのため、16年9月期は売上高が約30億円にまで減少。資金不足に陥っていた。

5月1日にはO&M(管理・保守)を手掛ける完全子会社りょうしんメンテナンスサービスの全株式をウインテストへ売却。資金調達に奔走したが、立て直せなかった。

なお、りょうしんメンテナンスは、社名を『オランジュ』に変え、これまで通りO&M事業を続けている。

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