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NTT西日本らドローン活用のパネル点検開始

レポートでは可視画像に異常箇所をマーキングする

NTT西日本(大阪市中央区、村尾和俊社長)は、子会社のNTTネオメイトと3月24日から、ドローンを活用した太陽光パネルの点検サービスを開始した。

対応エリアは全国。1拠点1レポートとして2MW以下を15万円で提供する。派遣費用などは別。可視画像と、サーモカメラの熱画像の解析によって、異常箇所を発見。不具合の度合いをレベル分けし、パネル図面上に異常箇所の印をつけたレポートを作成する。

ドローンの情報解析、レポート作成業務はNTTネオメイトが行い、ドローンの操縦・撮影などはスカイリンクに委託する。

NTT西日本ビジネスデザイン部ビジネスクリエーション部門の柴田巧主査は、「測量や農業、インフラ点検などに活用できないかと2年ほどドローン事業の推進に取り組んできた。太陽光発電所の適地が減る中、作業者の安全性の確保と効率化を図るため、IoT(モノのインターネット)化の第一弾として太陽光事業に参入した」と経緯を語る。

同社は、16年9月から5ヵ月間フィールドトライアルを実施後、メガソーラー発電所向けのサービスを開始した。NTTネオメイトのアプリケーション事業推進部事業推進担当の中村良太主査は、「今後は教育体制も確立し、グループ会社との提携で派遣費などの削減に繋げる。データの蓄積によって故障傾向を割り出すなど、人の手が介在しないシステムを構築できれば」と語る。

10営業日以内にレポートを作成する

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