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東武エナジー、住宅屋根全面搭載システム発売

独自架台で保守性向上

つかみ金具は金具特許を取得している

東武エナジーサポート(東京都墨田区、坂巻伸昭社長)は、このほど住宅用太陽光発電設備の新製品を発売した。住宅屋根全面に太陽光パネルを搭載する新しいシステムで、搭載容量の増加を図った。

今回の設備は、ソーラーフロンティア製の太陽光パネルとセキノ興産製の屋根材、さらに東武エナジーがホリーと共同開発した架台で構成される。環境事業部の三觜大紀課長は、「ZEH普及を見据えて、価格を下げて大容量を搭載できる設備を開発した」と話す。

架台にはアルミ製のつかみ金具を採用して軽量化を図り、屋根材のハゼ部分を縦材に見立てることで部材点数を減らした。「屋根に穴をあけたくないというユーザーのニーズを満たすためにつかみ金具を採用した」と三觜課長は語る。

また同社は、落雪防止対策として、架台のすべての段に雪止めを取り付け、垂直積雪量100㎝未満のエリアまで設置できるようにした。雪止め部分の間には専用の渡し板をつけ、メンテナンス性も向上させている。

三觜課長は、「渡し板の部分を歩けば直接パネルには触れないので、上部を歩いてメンテナンスできる」と述べる。初年度は1.5MWの販売を目指す。

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