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仏シエル・テール、徳島で水上メガソーラー2ヵ所稼働へ

国内の自社水上太陽光発電所

水上太陽光発電のパイオニア、仏シエル・テール・ホールディングスが、日本で水上太陽光発電所の開発を加速させている。徳島県で年初に出力691kWを稼働させ、6月までに1.6MWと1.4MWを運開。2017年はさらに20MW分の水上発電所の開発を目指す。

同社は、今年6月までに1568kWと1426kWの自社水上メガソーラーを徳島県で運転開始する予定だが、双方とも、太陽光パネルは京セラ製を、PCSは西パワーエレクトロニクス製を採用した。EPCは両発電所ともスーパーツールECOが担当。FITによる買取り単価はそれぞれ27円/kWhだ。

これらが稼働すれば、同社が日本で所有する太陽光発電所は4ヵ所で、出力では合計4MWを超える。ただ、4ヵ所の総開発費用は12億円ほどかかっており、陸上での太陽光発電所開発に比べると多少割高だ。

それだけに、水上設置用架台を販売する同社グループの森一シエル・テール・ジャパン社長は、「今は池付近の土地にPCSを設置しているが、今後は水上にPCSを分散設置するなどして土地の貸借費を減らす」とし、続けて「潜水費の削減を狙ってアンカーを水底ではなく側面に打ったり、架台の小型化を進めたり、コスト低減を進める」と方針を語る。

シエル・テール・ジャパンの水上設置用架台の販売は17年4月時点で自社発電所向けを含めて累計約87MWに達した。16年は出荷量が42MWで、売上高25億円。17年は出荷量70MW、売上高40億円を目指す。

森一社長

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