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NTTファシ、損害保険付き保守サービス発売

窓口一元化で手間削減

NTTファシリティーズ(東京都港区、一法師淳社長)は、1月25日より損害保険付きの太陽光発電所保守サービスの販売を開始した。保守サービスと損害保険の対応窓口を一元化することで、故障発生時などの発電機会の逸失を防ぐ狙いだ。

同社が新発売したパッケージは、出力50kW以上2MW未満の高圧太陽光発電所を対象としたもので、保守サービスとともに、損害保険を提供する。

NTTファシは、保険代理店であるきらら保険サービスと東京海上日動火災保険を引受保険会社とした団体保険契約を締結。今回の新サービスを活用する発電事業者は、その団体保険に加入する形となる。

パッケージ提供による利点は、故障対応時などの窓口の一元化だ。発電機会逸失や運用コストを減らす効果が期待できるという。「これまでは保守、施工、保険が別契約であることも多く、それだと故障発生時に事業者自らがそれぞれの会社とやり取りしなければいけない。それを我々が保険手続きを含めてワンストップ対応することで手間などが削減できるはずだ」(ソーラービジネス本部ソリューション営業部の伊原俊亮氏)。

保守サービスの内容は、遠隔監視、故障受付、故障駆付・一次措置、設備点検を標準とし、その他オプションサービスも用意。電気主任技術者による保安管理業務もセットで提供可能だ。

同社の太陽光発電所向け保守サービスの実績は、今年1月末時点で326サイト、約616MWと国内トップクラスを誇る。IPPやEPC業務も手掛けており、これまで培った知見やノウハウが保守サービスにおいても活かされているようだ。

同本部システムエンジニアリング部オペレーション&メンテナンス担当の中尾亮担当課長は、「保守サービスにおけるタスクの表面上の差はない。実施方法や解析手法、トラブル時の対応力が違いであり、我々の強みでもある。現場に駆け付ける技術者もほぼ自前であり、様々な情報を蓄積し、共有している」と語る。

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