アフォーレ 日本法人設立
PCS販売強化
PCS(パワーコンディショナ)製造の中・アフォーレは2023年7月、日本法人のアフォーレジャパン(福岡市、王利軍社長)を設立した。法人向けにPCSや蓄電設備の販売を強化する構えだ。
アフォーレは10年の設立後、欧州など世界80ヵ国でPCSを販売してきた。13年には日本へ展開し、総代理店の晋広商事を通じて低圧太陽光発電所向けに出力5.5kWのPCSの販売を開始、累計11MW出荷した実績を持つ。
今回は日本で販売を強化するため、日本法人を設立し、新製品を開発した。具体的には、出力9.9kWの太陽光発電用PCSや、蓄電容量4.95kWhの蓄電池と出力4.95~9.9kWのハイブリッドPCSで構成したハイブリッド型蓄電設備のほか、台湾プラスチック製の同12.2~36.6kWhの蓄電設備である。
アフォーレジャパンの王利軍社長は、「法人向け自家消費用の製品群を拡充し、販売体制を整えた」とし、太陽光発電用PCSはkWあたり2万円で、ハイブリッド型蓄電設備は同9.2万円で卸す考えである。
アフォーレは、中国上海市内に年産能力36万台のPCS製造工場を持つ。22年にはPCSを前年比66%増の1.5GW出荷した。