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FIT・FIP入札 最低落札単価8円台に

電力広域的運営推進機関は2023年8月25日、太陽光発電を対象とした23年度第2回目のFIT及びFIP(フィード・イン・プレミアム制度)の入札の結果を公表した。落札数は55件69MWで募集容量を割れたが、8円台で落札する案件が5件あった。

今回の入札では、募集容量が110.8879MWに設定された。参加資格審査に提出された事業計画数は59件73.9MWで、このうち参加資格を得た案件は56件71MWだった。入札数は55件69MWで、全て落札された。23年度初回となる前回の入札では、応札が募集容量を上回ったが、今回は募集容量を大きく下回った。

落札単価は、kWhあたりの上限単価9.43円に対して、加重平均落札単価が9.3円、最低落札単価が8.95円となり、初の8円台を記録した。

落札案件のうち、出力2MW以上の特別高圧発電所の開発案件は1件のみだった。最低落札単価で応札したのは、大和グリーンエネルギーの900kW案件で、同案件を含む5件が9円を切る単価で落札した。

今回の結果を受け、次回の23年度第3回入札の募集容量は105MWに設定された。事業計画の提出期限の締切日は10月13日で、11月24日に落札結果が公表される予定だ。上限単価はkWhあたり9.35円となる。

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