九電、需要シフト促す
昼間の電力代をゼロに
九州電力は2023年10月1日、昼間の電力代を電子マネーのポイントで還元するサービスを時限的に始めた。11月30日まで2ヵ月間実施する。太陽光発電由来の電力が余りやすい昼間へ電力需要を移行する狙いだ。
九電は、管内の太陽光発電所の発電量と電力需要を予測し、供給が需要を上回りやすい時間帯を事前にスマホアプリで電力消費者へ通達。指定時間帯に電力を使用した消費者には、電力代相当分のポイントを付与し、電力代を実質ゼロにする。
対象は、オール電化向けプランの契約者かつスマートメーターの利用者で、九電の省エネルギー促進アプリ、『九電エコ』の登録者約12万世帯。