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喜多機械産業、徳島市とパネル再使用の実証開始

機械商社の喜多機械産業(徳島市、喜多真一社長)は2023年10月24日、使用済み太陽光パネルの性能検証で徳島市と協定を結んだ。県内の協力会社と連携し、パネルの再使用・再資源化の体制を築く狙いだ。

同社は、4~5年程使用した太陽光パネルを8kWと、出力5.5‌kW‌のオムロン製PCS(パワーコンディショナ)を徳島市内の『徳島市ライフル射撃場』に設置する。施設内で自家消費しつつ、24年4月から25年3月までパネルの発電性能など検証する予定だ。

同社の喜多社長は、「徳島県内には使用済みパネルを再使用や再資源化していく体制がない。パネル再使用の可能性を検証し、25年以降を目途に事業化に繋げたい」と話す。

同社は01年から徳島県内で太陽光発電設備の販売・施工やO&M(管理・保守)を手掛けてきた。太陽光パネルの大量廃棄を見据えて、徳島市の産業廃棄物処理業者である旭金属とともに、パネルの再使用や再資源化の体制を構築する。同社が現場でパネルの使用状況を確認し、再使用できないパネルを旭金属が分解して分別処理していく。

写真は包括連携協定を締結した時の様子。喜多機械産業の喜多真一社長(左)と徳島市の内藤佐和子市長

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