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イグアス 太陽光PCS販売倍増

上期3200台出荷

IT機器商社で再生可能エネルギー商材を扱うイグアス(神奈川県川崎市、矢花達也社長)は2023年度上期(4~9月)に太陽光発電用PCS(パワーコンディショナ)の販売数量が前年同期比倍増の3200台に達した。24年3月期の太陽光関連の売上高は前期比倍増の50億円に達する見通しだ。

同社は21年12月、中・ファーウェイとPCSの販売代理店契約を結び、22年4月からPCSや蓄電設備などの販売を開始。出力49.5kW機から125kW機までのPCSの販売が好調で、24年3月期にはPCSの販売量が累計2.4万台、出力換算で540MWに達する見込みだ。

同社ビジネス開発事業部デジタルパワー本部の阿部泰裕本部長は、「リパワリング(改修による出力増)工事を実施する企業が増えた。無償のトラブル対応支援が付加価値となり、販売を伸ばした」と分析する。

同社はこのほど、太陽電池セル製造の中・アイコソーラーやGBPと、販売代理店契約を交わし、太陽光パネルから変圧器まで商品群を拡充した。阿部本部長は、「BCP(事業継続計画)対策として蓄電設備を導入する企業が増えた。蓄電設備の販路を拡げていく」と語る。

同社ビジネス開発事業部デジタルパワー本部の阿部泰裕本部長

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