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太陽光発電所の緊急時対応を提供

「PVレンジャー」設立

設置した太陽光発電システムにトラブルが発生したとき、もし販売店や施工会社がいなくなっていたら、事業者はどうすればいいのか。太陽光発電のサポート会社であるPVレンジャー(東京都目黒区)は、緊急時対応を目的として今年12月1日に設立された。エンドユーザーに対し、太陽光発電所の安定稼働の実現を支援する。

同社が提供するサービスは主に3つ。緊急時に対応する『トラブルレスキュー』、太陽光発電所を第三者としてチェックする『セカンドオピニオン』、そして太陽光発電所を長期に亘り点検・メンテナンスする『O&M』である。

業務の中心となるのは『トラブルレスキュー』。対象は出力10kW以上50kW未満の低圧産業用設備で、サービスエリアは北海道、東北、北陸電力管内を除く全国。出動1回の基本料金は20万円、容量毎にkW当たり3.6千円の変動料金が加算される。例えば、20kW設備の場合、合計27.2万円。

同社は、エンドユーザーが「何かおかしい」と感じた時に連絡できるよう、24時間365日対応の窓口を開設。受付後、24時間以内に担当エンジニアから最初のレスポンスを行う。その後、現場での調査を経て、レポートを提出するまでが基本サービス。不具合が生じた場合の修理・交換作業、その後のO&Mなども提供可能だ。

同社は、2000年頃から太陽光発電業界でシステムインテグレートの経験を持つ集団がベースとなり、設立された企業。設計・施工のほか、パネルや架台メーカーとしての経験をもとにサービスを提供しているという。

同社は、「発電量が落ちている、架台が錆びているなど、何かおかしいと感じたときに連絡してもらえれば。全国の発電所を安定稼働させる一助となりたい」としている。

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