西武グループ、群馬県吾妻郡で1.2MWのメガソーラー稼働
計7ヶ所、総出力は10MW超
西武グループは12月1日、群馬県吾妻郡で出力約1.2MWのメガソーラーを稼働させた。発電所名は「プリンスエナジーエコファーム嬬恋」。同発電所は同グループが所有する7ヶ所目の発電所となり、合計出力は10.62MWとなった。2015年11月には北海道札幌市で出力1.09MWのメガソーラーの運転開始を目標としている。
「プリンスエナジーエコファーム嬬恋」はパネル容量が1.22MWで、サンテックパワー製の太陽光パネルを採用。パワーコンディショナは明電舎製の出力250kW機を5台使用している。
同グループはこれまでに全国7ヵ所でメガソーラーを稼働しており、すべて同グループが所有する土地を活用している。西武ホールディングスの総合企画本部経営企画部経営戦略室の犬塚隆晴アシスタントマネジャーは、「グループ理念に地域・社会の発展、環境の保全に貢献するということを掲げており、その1つとして太陽光事業を始めた」と語る。「また、FIT制度を活用すると、安定収益も見込めるし、保有資産の有効活用にもなる」と話す。
同グループが所有するメガソーラーについて、EPC(設計・調達・建設)はすべてNTTファシリティーズが担当している。O&Mも同社が請け負っている。
今年の9月には西武グループ8ヵ所目となるメガソーラーを北海道札幌市で着工した。「北海道では冬場、地面が凍るため工事に時間がかかる」(犬塚アシスタントマネジャー)と語るよう、運転開始は15年11月と先になっている。