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エスコ、発電所の保安点検100件超え

電気設備の保安点検・管理事業を手掛けるエスコ(東京都新宿区、高木康則社長)が、太陽光発電所向けの保安点検で件数を伸ばしている。13年1月から本格的にサービスを開始し、契約件数が100件に達した。

50kW以上の太陽光発電設備には、主任技術者による保安点検が必要だが、2MW未満であれば、外部委託が可能。同社は社内200名の主任技術者に加え、地元点検業者とパートナーを組み、全国展開を強めている。

同社の八木康夫専務取締役は、「全国に複数の発電所を持つ事業者がワンストップで点検できるよう体制を整えている。また、パネルのIVカーブ測定等、メンテナンスも手掛けており、高品質なサービスと適正価格で支持を受けている」と述べる。

完工後1年以内に何らかのトラブルが発生する発電所も複数あると言う。

「不具合を機にメンテナンスの重要性に気づく事業者が多い。36円、32円案件はこれからがO&Mの本番。息の長いビジネスだ」(事業企画部太陽光グループ寺﨑暁課長代理)。

今後は、電力の自由化へ向けて、最適なPPS(新電力会社)を紹介するコンサル事業にも力を入れる方針だ。八木専務取締役は、「当社のビジネスは、全て顧客の省コスト・省エネに結びついている。太陽光も、PPSへの契約変更も、それを達成する手段の1つに過ぎない。他の様々なソリューションと組み合わせて提案していく」と話した。

左:寺﨑暁課長代理 右:八木康夫専務取締役

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