米・RBIソーラー、12月単月で87MW受注
タカラレーベン15MW発電所に採用
米・架台メーカーのRBIソーラー(東京都港区、ジョン・テイラー社長)は、2014年12月単月で87MWを受注した。施工は、自社で保有する杭打機を用いて社内で行う。
同社の架台は、タカラレーベン社が栃木県のゴルフ場跡地で開発する15MW発電所に採用が決定した。土地全体の20%が丘陵地で、傾斜角度は平均7~8度、大きいところでは20度程あるが、土地の造成なく杭を打ち込む。モジュールの設置も含めて、約5カ月の工期を予定しているという。
本発電所に採用する架台は、杭と杭の間隔が6~8mと長く、また1本脚方式を用いるため、杭の本数が少ないことが特長。施工には、自社の杭打機を2台投入し、1台あたり1日60~100本の打ち込みが可能だという。
同社の村地卓一取締役副社長は、「当社の架台は、発電サイト毎にカスタムデザインしており、土地の形状に合った商品の提供が可能。設計から日本までの輸送は約5週間で対応する」と述べた。
設計には、近年相次ぐ大型の自然災害も想定しているという。ジョン・テイラー代表取締役は、「米国でも地震やハリケーン、大雪など、様々な自然災害が発生し、それに耐え得る設計が必要になっている。日本の気候風土が特別難しいとは感じていない」と述べた。
同社は、植物園などの商業用温室の設計・建設を行うラフブラザースのグループ会社で、13年8月に日本法人が設立。昨年1月に建設業許可を取得し、日本でのビジネスを本格化した。15年は、「14年の受注の2~3倍を目指す」(テイラー社長)としている。