ALSOK、太陽光発電所向け警備サービスを強化
飛行ロボット用いた定期点検も開始
飛行ロボットでパネル不良発見
また同社は10月、飛行ロボットを用いたパネル点検サービスを発表。常時警備を導入している事業者向けに、プレサービスを開始している。これまでに5件の発電所で飛行を行い、来年春以降、本格的にサービスを開始したいとしている。
飛行ロボットは、設定したルートに従って、メガソーラー上部高さ40mを飛行する。位置情報はGPSで取得し、ロボットの操作や安全確認は同社の社員2名体制で行う。
ロボットには赤外線カメラと可視カメラの2つが備えられており、赤外線カメラを使って撮影した画像では、パネル温度が高いところは白く映る。可視カメラでその箇所を確認すると、影や雑草、クラック等のホットスポットの原因特定が容易にできるというものだ。解析内容を含む結果はレポートにして事業者に通知する。
本サービスに関して商品企画課の伊藤俊輔主任は、「2MWクラスであれば1回あたり20万円強、40MWクラスで70~80万円で提供する。1~2MWであれば割高かもしれないが、大規模発電所であればコストメリットがある。2つのカメラによる撮影で、目視よりも精度が高い点検が可能。また、レポートは発電所そのものの評価としても活用することができる」とコメントした。