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プロインゾジャパン、累計販売量30MW突破へ

スペインの太陽光商社、プロインゾの国内総代理店であるソーラーフォージャパン(東京都港区、伊集院誠社長、屋号:プロインゾジャパン)が国内市場で実績を重ねている。これまでに供給したモジュール、PCS(パワーコンディショナ)、架台といった太陽光関連機器の合計販売容量は30MWを超えたようだ。

同社は2012年12月に設立。その1ヶ月前にプロインゾと国内総代理店契約を交わしており、プロインゾジャパンとして営業活動を進めている。

伊集院誠社長は、「私自身、豪州育ちの日本人。豪州では太陽光のシステムインテグレータとして、住宅用や小規模産業用を手掛けていた。東日本大震災後、何かできないかと考え、日本で太陽光ビジネスを始めた。プロインゾとの出会いもあり、今はプロインゾジャパンとして部材供給や発電所のコンサルを提供している」と話す。

プロインゾは、グローバル展開している太陽光商社。EPC(設計・調達・建設)やIPP(独立系発電)事業を行う会社や、架台メーカーもグループ会社にいる。モジュールは中・ジンコソーラーやトリナソーラー、インリー・グリーンエナジー製など複数種類をラインナップ。PCSは独・SMAを販売し、複数メーカーの架台も揃える。低圧向けのパッケージ商品も開発している。基本的に機器は、本社で一括購買しているため、価格競争力や納期対応が強みの一つだ。

伊集院社長は、「今年4月頃には、欧州系の金融機関と協力し、ノンリコースのプロジェクトファイナンスを組成できる体制を整えた。いまは特別高圧案件を複数手掛けている状況。2年分の受注残も残っている」としたうえで、「日本の太陽光、特に住宅用のポテンシャルは高い。まだまだ社会貢献のために再エネを普及させていきたい」と語った。

伊集院誠社長

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